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xGとは?ゴール期待値をわかりやすく
xG、つまりゴール期待値(expected goals)は、現代のサッカー分析で最もよく使われる数字です。何点入ったかだけでなく、チームのチャンスがどれだけ質の高いものだったかを示します。仕組みと読み方を解説します。
xGは何を測るのか
すべてのシュートに0から1の値がつきます。その位置、その状況から打った同じようなシュートがゴールになる確率です。PKはおよそ0.76xG、30メートルのシュートは0.05未満になることが多いです。
チームのシュートをすべて足すと、その試合のxGになります。平均的なフィニッシャーがそのチャンスから決めるはずのゴール数です。
シュートの価値を決めるもの
xGモデルは過去の何十万本ものシュートから学習します。特に重視するのは次の点です。
- 1
距離
ゴールに近いほど値は高くなります。ゴールの多くはペナルティエリア内から生まれます。
- 2
角度
正面からのシュートは、角度のない位置からのシュートよりゴールが大きく見えます。
- 3
体の部位
同じ位置からでも、ヘディングは足でのシュートよりずっと決まりにくいです。
- 4
チャンスの種類
スルーパス、マイナスの折り返し、こぼれ球は、ロングボールやクロスより良いチャンスになります。
- 5
プレーの状況
遅攻、カウンター、コーナーキック、フリーキック。それぞれゴールになる頻度が違います。
- 6
守備とGK
GKの位置や、ボールとゴールの間にいるDFの人数を考慮するモデルもあります。
xGの読み方
- 1
1試合では判断できない
xGで上回っていても負けることはあります。1試合では運の影響が大きく、10試合以上でxGはずっと信頼できるようになります。
- 2
両方を見る
自チームのxGは良いチャンスをどれだけ作るか、被xGはどれだけ許すかを示します。一番わかるのはその差です。
- 3
xGを超える得点は続かない
xGを大きく上回って得点しているチームは、単に好調な時期なだけのことが多いです。時間とともに結果はチャンスの量に戻ります。
- 4
PKを除く
PKはまれで価値が高いもの。PKを除いたxGのほうが、流れの中での質がはっきり見えます。
予想に役立つ理由
ゴールはまれなので、スコアには運が大きく含まれます。xGはその運の一部を取り除き、本当に良いチャンスを作り、許しているチームを示します。シーズンを通して見ると、xGと被xGの差はチームの本当の実力を示す最良の指標のひとつです。
予想モデルも同じ考え方です。各チームが試合で何点取りそうかを見積もり、勝ち・引き分け・スコアの確率に変換します。Football AIの予想もこの考え方に基づいています。
xGでわからないこと
公開されているxGモデルの多くは全選手を平均的なフィニッシャーとして扱うため、一流のストライカーやGKがもたらす差は見えません。また数えるのはシュートだけで、シュートで終わらなかった危険な攻撃は何も加算されません。
データ提供元ごとにモデルが違うため、同じ試合でもサイトによってxGが少し異なることがあります。xGは最終判断ではなく、調子やスタメン、状況と合わせて目安として使いましょう。
まとめ
- xGはシュートがゴールになる確率を、試合全体で足したものです。
- 距離、角度、体の部位、チャンスの種類が価値の大部分を決めます。
- xGは1試合ではなく、多くの試合で見て信頼しましょう。
- xGと被xGの差がチームの本当の実力を示します。
- xGは判断ではなく目安。調子やスタメンと組み合わせて使いましょう。
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